2014年12月20日土曜日

2人でも乗れるんです

12月6日、市バスに車いすユーザー2名で乗車。
運転手さん、最初は無理って言ってたけど、乗れました。
乗れるんです。
乗りましょう。

2014年10月10日金曜日

アクセス関西ネットワーク集会in神戸

本日10月10日は交通アクセスの日。ということで、今年も恒例のアクセス関西ネットワーク集会が開かれました。3回目の今年の会場は神戸三宮。100名以上の当事者が結集しました。  内容は前半の講演と総会が神戸市勤労会館で行われる、後半は三宮の街をパレードしました。
講演は兵庫県福祉のまちづくり研究所の北川博巳さんが「交通バリアフリーの到達点・課題・地域での実践に向けて」というテーマで行いました。昨年からバリアフリーに積極的な交通事業者を「アクセス関西大賞」として表彰し、講演もお願いする形をとりましたが、今年は候補だった大阪モノレールが受賞を辞退したため、今日のような形になりました。

北川さんの話はバリアフリーの法律と様々な実践、特に兵庫県での取り組みに詳しく言及していました。兵庫県管轄の歩道は、まちづくり研究所が協力してユニークな歩車道境界が作られていることが印象に残りました。
最後にバリアフリーは西高東低と言われると話されていましたが、ハード面は果たしてそうかな、と感じました。

総会では役員の改選と規約の改定が決まりました。JCILからも2名が入りました。


後半のパレードは車道ではなく、歩道を歩く珍しいものでした。

 
 
シュプレヒコールでなく替え歌を歌いながら歩きました。従来型の示威行動でなく、ソフトに親しみやすくしようと知恵を絞られたのだと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
少しアピール力に欠けましたが、その後の店舗回り(障害者でも入りやすい店であることを表すステッカーを貼ってもらう)ではパレードのことを見ていた店員さんが多く、話しやすかったです。それなりに宣伝効果あったのかなと思います。皆さん快くチラシとステッカーを受け取ってくれました。
まだまだ交通アクセスの課題は多いですが、地道に、着実にひろげて行きたいと思います。

2014年7月17日木曜日

京都市交通局 職員研修 まとめ

7月3日、9日、10日と3日に分けて行われた京都市交通局の職員研修が終わりました。
以下に概要を記します。

■日時 2014年7月3日 7月9日 7月10日
■場所 京都市右京区総合庁舎(交通局庁舎)
■参加者 車いす使用者、スタッフ
         山名さん、 JCILから約10名
       交通局
         自動車部(バス担当)から営業、技術、運輸の職員 58名
■内容
 障害当事者が参加し、講師役を務める研修において車いす使用者を始めとする移動に制約のある人がバスを利用することの困難さや、当事者とのコミュニケーションの重要さを理解してもらう。

第1部 講義 60分
  矢吹さん 
  リフトバス導入に向けた障害者運動の経緯を紹介し、障害者が公共交通を利用することの大事  さを講義
  DVD上映
   「この道を行く」 
    リフトバスの紹介、誰もが利用できるバスに向けた啓発的な作品
  山名さん
   京都市バスの問題
    マウントアップの切り下げ
   車いすの形状や種類の紹介
   固定について、関係の法令などの説明
 

第2部 乗車体験
  ◯バス乗降
    電動車いす(大型)でバスに乗って降りる
  ◯手動車いす(雨とスペースの関係で室内で実施)
    基本的な扱いや声かけの重要性、少しの段差でも進まないこと、介助される側の
    体験
  ◯電動車いす&コミュニケーション(雨とスペースの関係で室内で実施)
    電動車いすの構造や操作の仕方、実際に運転。
    言語障害のある障害者とのやり取りの基本

第3部
  グループディスカッション
  冒頭に「車いす使用者が日頃バスを利用していて思うこと」を発表
  講義と乗車体験を終えて、 職員と当事者が率直に意見交換をすることが目的


時間が押してしまい、第三部のグループ討論の時間があまり取れなかったのが残念でしたが、全体的には良い研修になりました。
これまで交通局は当事者が参加した研修をしていませんでしたが、今回初めての試みにもかかわらず、3時間という長い枠をJCILに任せてくれたことには敬意を表したいと思います。
受講した職員のアンケートを見ても、車いす使用者が安全・円滑にバスに乗ることの難しさを実感したという内容が多く、おおむねこちらの思惑に沿った形になりました。
次は新規採用の乗務員に対する研修をすることになると思います。
今回の反省を生かしてより良いものにしていきたいです。








2014年7月5日土曜日

京都市交通局職員研修 初日の模様

7月3日、JCILが京都市交通局のバス担当部署と合同で職員研修を行いました。
昨年の話し合いの中でこちらが提案したものを交通局が受け入れて今回の研修が実現しました。

今回は乗務員(運転手)ではなく、事務や技術の職員が対象で3日に分けて行います。7月3日の研修は、その初日で20名の職員が受けました。
場所は交通局も入っている右京区役所です。

研修は講義と車いす乗車体験、グループディスカッションの三部構成で3時間かけて行いました。あいにくの雨でしたが、内容の充実した研修になりました。

最初の講義は、矢吹さんとバリアフリーリーダーの山名さんが担当。
矢吹さんは、JCILのリフトバス導入などの運動の経過を紹介しながら、障害者にとってバスなどの公共交通がいかに大事かを話しました。
そのあとJCILが20年以上前に作った映像作品「この道を行く」を上映しました。パーフェクトバスの運動と全ての人が使いやすいバスに向けた啓発的な内容です。

山名さんは、様々な車いすの種類の紹介や、京都市バスの良いところ悪いところをまとめたものをパワーポイントを使いながら説明されていました。
代表的なものをあげると
悪いところ:バス停に正しく停車しないバスがほとんど
良いところ:車内の行き先電光表示がとても見やすい
などでした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 講義の次は乗車体験です。バス1台を南側玄関につけてもらい、電動車いすで乗り降りすることがメインです。車いす使用者側になってバスに乗ることの難しさや気持ちを少しでも感じてほしいと企画しました。他にも電動車いす体験と手動車いす体験、障害者(とくに言語障害がある人)とのコミュニケーションのコーナーを設け、受講者が順番に回っていきました。
 
 


雨なのでバス乗降以外は室内で実施。手動の方はフラットな会議室で段差乗り越えなどが出来ず不完全でしたが、ステップ上げや正座で介助される側の怖さを少しは体験できたのでは、と思います。電動はJCメンバーが積極的に話をしていて盛り上がっていました
バス乗降はあまり見れなかったですが、横に着いてもらった山名さんによると、思いの外運転がうまい職員が多かったとのことです。
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第三部はグループディスカッション。冒頭に車いす使用者がバスに乗っていて思うことを発表し、2つのグループに分かれて話をしました。
 
 
 
職員一人づつに話をしてもらっていたグループは、近くにいなかったのであまり分かりませんでしたが、和やかなムードが漂っていました。 もう一つのグループでは車いす使用者のプライバシーに配慮しながら行き先を聞くのはどうすればいいのかなどを話し合いました。短い時間でしたが、職員からも色々な感想や意見が聞かれたのは良かったです。


17時30分に全プログラムが終了。職員のみなさんから拍手を受けて解散しました。

研修はあと2日あります。今回の反省点をまとまてより良いものにしていきたいです。
 
 
 
 
 

2014年6月26日木曜日

初めて夜の市バスに乗りました

今日、初めて夜の市バスに乗りました。BY宮川
 市バスの研修もあります。これからもどんどん乗ります

2014年6月3日火曜日

阪急大宮駅の新設エレベーターを見てきました。

立林巳喜男です。
5月29日に新設された阪急大宮駅のエレベーターを見てきました。
新しくできたというだけに、確かにきれいでした。
しかし、もう少し看板とかが大きかったらわかりやすいと思いました。
エレベーターがある場所が分かりにくいと思いました。































中は車いす使用者2人は難しそうです。もう少し大きなものをつけてほしかったです。
南側のエレベーターは前からあったのですが、ドアが見にくいので色を見やすくエレベーターとわかるようにしてほしい。
バリアフリー会議で検討されていた歩道についても調査していきたいです。



2014年5月12日月曜日

アクセス関西 ホーム柵企画

本日、5月12日、大阪市の大淀コミュニティセンターにてアクセス関西の春の企画、「障害者の立場で安全な駅利用を考えるー可動式ホーム柵3タイプ・検証報告ー」 が開かれました。
ホーム柵の設置が進まない中、新しいタイプの柵を各事業者が採用しはじめています。昇降式ロープ柵がその主流ですが今回の企画はそれを当事者の視点で評価することをメインテーマにしていました。

企画は3部構成で、最初に京都ライトハウスの野々村好三さんが講演しました。 

野々村さんは視覚障害者の歩行の自由と安全を考える会を結成されて活動をしてきた人で
そのきっかけは地下鉄天王寺駅での視覚障害者の転落事故でした。99年に被害者である佐木さんが提訴、その支援のために会は作られました。
主な訴えは視覚障害者の鉄道利用における安全な環境の実現でした
ホームの点字ブロックの敷設とブロックが内側か外側を判別するための内方線の取り付け、駅員の声かけの奨励などが主な取り組みでした。
野々村さんは、外出することは人の生活と不可分、障害者にとってはそれは危険と隣り合わせで、自由、安全に外出することを権利として認めるようにすべきだと訴えました。
障害者権利条約の批准、条例の制定など、障害者が健常者と同様の生活を営むことを保証する
ための整備が進められつつありますが、こうした動きは野々村さんたちのような当事者運動がもたらしたものだと改めて感じることができた講演でした。

第二部は、3月に行われた関東のホーム柵調査の報告です。
現地に行ったメンバーは5名。
手動・電動車いす(ベッド型含む)、視覚障害、弱視、それぞれの立場からロープ型のホーム柵を調査しました。
詳しい内容は以下のブログをご覧ください。
 http://blogs.yahoo.co.jp/jcilhontai8484/11915021.html
今回の報告では、それぞれの長所と短所をまとめ、改良すべき点等を発表しました。



短所は強度、視認性に欠けることと、ロープの間隔が広いところは子どもなどがすりぬけてしまうことです。
 最大の長所はやはりコスト面でしょうか。
一定の強度と安定性が確保されるのであれば、この形のホーム柵を付けていくのは合意がとれそうです。
現行の扉式のものは、なかなか設置が進みません。
最大の要因はコストです。やはり、ホーム柵が無いよりは、あったほうがいいです。

第三部は、各鉄道事業者からの報告です。
なんと7つの事業者から担当者が来てくれました。
かなり画期的なことです。
・大阪市交通局
・近畿日本鉄道株式会社(近鉄)
・京都市交通局
・京阪電気鉄道株式会社
・西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
・阪急電鉄株式会社
・阪神電気鉄道株式会社
大阪と京都の交通局は、すでにホーム柵を設置し、これからさらに付けていこうとしています。大阪は今年度、千日前線にホーム柵がつきます。段差・隙間の解消も行い、長堀鶴見緑地線クラスのバリアフリーホームとなります。
我が京都市は、烏丸線の烏丸御池、四条、京都にホーム柵がつくことを報告してくれました。
JRは桜島駅にロープ柵を付けていましたが、試験期間が終わっています。
今年12月に六甲道駅に12両編成の車輛に対応したロープ柵が設置されるようです。
また、環状線の大阪、京橋、鶴橋、天王寺、新今宮という10万人/一日の駅にホーム柵を着ける予定ですが、それは車輛の統一を図ってからということでした。
近鉄、京阪、阪急、阪神は検討は進めているが、なかなか問題も多くて・・といったような内容の報告でした。少し残念でしたが、各担当者ともこの集会に参加できて色々収穫があったと言ってくれていたので、期待したいと思います。
とにかくこれだけ数の参加は、それだけホーム柵の設置と当事者との意見交換の重要性を事業者が認識していることの証です。
最後になりましたが、集会参加者は220名!
アクセス関西の動員力はすごいです。
みんなでまた頑張りたいです。
 メインストリームの佐藤さんがアップしてくれた画像です。
集会後みんなで記念撮影をしました。






2014年4月13日日曜日

第二回 帝産バスに乗って花見に行こう企画

本日4月13日、当会主催の帝産バス花見企画第二弾が行われました。
行き先は今回も洗堰方面で、南郷水産センターです。
石山駅から目的地の最寄りのバス停までの乗車です。
事前連絡をしたので、石山駅には職員が派遣されて対応してくれました。



乗務員の対応は悪くはなかったです。事前に連絡をしていたのが関係しているとは思います。
ただ、車いす使用者を荷物扱いするような言い方が何度かあり、そこはすぐに訂正を求めるべきでした。

固定は半ば義務づけみたいで、張り紙もありました。2年前の日付なので、帝産問題があってからのことです。

南郷水産センターの桜はそこそこ残ってました。皆歓談したり、散歩したり、魚を釣って焼いて食べたりして楽しい時を過ごしました。


 
 
 
帰りは様々な事情で配車してもらった低床バスにのったのは一人、その次のも乗り過ごして、一時間以上バス停で待つことに。

 
帰りは「上稲津」から乗車。ここにも職員が派遣されていました。スロープを出しているワンステップバスです。
 
ワンステップが一台来たのですが、スロープをつんでおらず、乗れず。なんのための低床バスかと皆怒りをあらわに。これは言っていかないといけません。

低床バスの数や、車いすで乗り降りできるバス停の少なさ、道路整備や乗務員の対応、これらは帝産バスだけでなく、地方の路線バスに共通する問題でもあります。

まだまだパーフェクトバスを走らせる会の取り組む課題は沢山あります。

また帝産バスに乗りに行きます。