2013年9月13日金曜日

市バスについて交通局と話し合い

久しぶりの更新です。
本日9月13日、市バスについて交通局との話し合いを行いました。

参加したのは当会メンバー、大阪のバリアフリーリーダー山名さん、京都頚損連の村田さん。

今回の話し合いは、要望書を渡して回答を求めるのではなく、
フランクに意見交換をするという形式で行い、特に後半はとても和やかないい雰囲気で話ができました。
冒頭にこちらでまとめた市バス運転手の障害者への問題のある様々な行動について、先方に伝えました。
乗車拒否、ニーリングをやらない、車いすの固定、正着しない、乗降時の解除などです。
マウントアップ切り下げについても実際のバス停の写真とともに問題点を指摘しました。
 
 
 
 
 
・ニーリングについて
08年、ニーリング時に転倒事故があり、
乗客が大けがをしたので、それ以降はニーリングをしていない。必要な場合は手動でニーリングを行う。それまでは自動だった。
警察がニーリングが原因と判断したので、自主規制という形でニーリングをやめた。

これには参加者一同驚きました。
ニーリングではなく、運転手の不注意が原因であり、利用者にも相談も無くこのような措置をとることはあってはならないことです。それも5年も続けているとか、普通あり得ません。
交通局としては、現在ニーリングの再開に向けて動いているとのことですが、これは再度確認する必要があります。

・観光シーズンなどで混雑する時の対応
始発を京都駅等乗客が集中するところだけでなく、途中のバス停からも出すようにする。
満員で発車しないよう、係員を配置して人数を制限している。

・運転手の対応
毎年研修はしてるが、マニュアルを使ったもの。

研修については、当事者を入れたものを行うよう求めました。
山名さんや村田さんが当事者参加の研修について説得力ある発言をされていたのもあり、交通局は結構前向きな姿勢でした。(特にお金がいらないということに強く反応してた気がしますが)


・マウントアップ切り下げ
建設局が道路を管理しており、切り下げはこの部署の判断。
洛西ニュータウンが切り下げの走り(?)
高齢者が車道に降りにくいので切り下げろということ。
交通局としては、歩道整備に当たってほとんどこのような対応を取る建設局に否定的な意見もあった。下げられたところに水たまりが出来たり、傾斜が出来て車スの走行に支障が出たり、問題も多い。
現在は切り下げはストップして、15センチを維持する方向。
再度のかさ上げもある。

マウントアップはノンステップバスの乗降に 工事を主導した部署がそのことに無理解であったと言えます。


・正着しないバスについて
タクシー等の路上駐車が多い、対策はとっているが厳しい。
切り下げているため、乗客が停車前から車道に出てきて怖いのでバス停からはなれる。

こちらもノンステップバスの特性を理解していないため起こることです。
研修などを通じてノンステップバスと車いすの乗降についてかなり勉強してもらう必要があります。

交通局からはこれから再開を目指すニーリングの呼び方について、誰にでも分かりやすい表現は無いかと逆に質問されるなど、なかなか例のない話し合いになりました。
最後にまたこのような機会を設けることを確認して終わりました。
 今回は文字ばかりになりました。まだまだやることはあります。頑張ります。