2012年11月28日水曜日

第三回 大宮地区バリアフリー基本構想 会議

第三回 大宮地区バリアフリー基本構想 会議

スタッフの脇坂です。
昨日、中京区役所にて大宮地区のバリアフリー計画を作る会議に参加しました。今回が3回目になります。会議は、基本理念の決定について、基本構想の素案の報告、バブコメについて、という内容で、事務局からの報告がほとんどでした。
基本理念は、キャッチコピーと短い文のもので、今回は公募するとのことです。素案の説明では、これまでに出された意見や課題についてまとめ、どのようにバリアフリー化していくかが述べられました。
阪急大宮駅はエレベーターや多機能トイレ新設を2013年度までに行うと明記していましたが、道路に関しては20年度と目標年次かなり先に設定していることが気になりました。

前回会議の際に事務局、議長に依頼をしていたので、今回は発言する時間をいただきました。
山崎さんからは、新設される車いすトイレを自動ドアにしないでほしいという要望をだしました。自動だと15分で開いてしまうからです。阪急の担当者からは持ち帰って検討するという回答。
脇坂からは今回のバリアフリー化の対象となる公共交通機関、経路ではありませんが、四条通りに段差がある店舗が多く、改善してほしいこと。また、会議の委員に車いす使用者がおらず、現地調査でも同様だったこと。バリアフリー計画の会議に当事者の意見が反映されるようにしてほしいと要望しました。
店舗の段差については、商店街との協力や他地域の取り組みを参考にすべきでは、という提案が委員からありました。
今後は12月中旬から来年にかけてパブコメを募集。2月に第四回会議があります。また報告します。

2012年10月24日水曜日

帝産湖南交通 乗務員研修

本日10月24日に帝産湖南交通・田上車庫にて乗務員研修が行われました。
乗務員の接遇は、車いす使用者のバス利用において非常に重要な要素です。
そのことを分かっていただくための研修でした。
車いす使用者7名、乗務員17名が参加しました。
 はじめに車庫の休憩所で簡単なレクチャーをしました。

山名さんによるレクチャーの模様
その後、実際の研修に入りました。
バスはノンステップとワンステップの2台。
乗降介助。

何人かには固定の介助もしてもらいました。あくまでも意思を確認してから行う介助です


つづいて、乗務員同士の介助研修。こちらが重要です。 
電動にも乗ってもらいました。バス乗降の怖さを実感みたいです。  

なんかやたら盛り上がってました。   













一時間ほどの乗降研修のあとは、休憩室に戻って反省会。
乗務員の方々に感想を聞きました。
「いろいろな車いすがあるのでそれに対応する必要がある」
「車いすの介助されるのは怖いなと、前向きに下りるのは怖かった」
「いろいろな種類の車いすがあるのが分かった。聞かないとあかん、というのがはじめてわかった」
など
冒頭のレクチャーでは硬かった表情も穏やかになり 、和やかな雰囲気の中で話が聞けました。
休憩室で反省会。
最後に車いす使用者から一言ずつ発言。
最後に滋賀のCILのお二人にしめていただきました。
とてもよい研修になったと思います。
帝産はまだ半数近くのバス停で車いす乗車を認めていませんが、今後もその数を増やすよう求めていくとともに、車いす使用者が積極的に利用していくことも必要だと考えます。
そういう中で、今回の研修のように乗務員の意識が変わり、会社の方針の転換にもつながるのではないでしょうか。
まだまだ取り組みは続きます。




2012年10月21日日曜日

京都市・大宮地区バリアフリー基本構想策定会議に行きました。

19日に中京区役所で行われた京都市・大宮地区バリアフリー基本構想策定会議に行きました。
これは、大宮地区(四条大宮周辺)のバリアフリー化を進めるための基本構想を作るための会議で、今回が2回目になります。
前回、実際に参加者が周辺地区を歩き、歩道や駅などのバリアチェックを行いましたが、そこで出された意見を市当局や鉄道会社が回答するのが主な内容でした。
具体的には駅入口の段差の解消、大宮駅の多目的トイレの構造(オストメイト用の温水器、介助用のベッドの設置)、放置自転車への対処、歩道の電柱の撤去などの問題提起がが出席した委員からなされました。
トイレについては阪急電鉄から前向きな発言がありました。その他、第一回のワークショップで出された意見については、配布された文書に記載されていました。100近い意見についての回答のほとんどは「計画の中で検討します」というもの。今後の動きを注視していかなければなりません。
今後2回の会議を行い、来年3月に基本構想が策定されます。
私たちも意見を言えるようにしていきたいです。
以上簡単ではありますが、報告させてもらいました。

2012年10月10日水曜日

アクセス関西ネットワーク設立集会に参加しました!

本日、大阪の北区民センターで関西の交通問題に取り組むネットワーク、アクセス関西の設立集会がありました。

北区民センター。
会場には約150名が集まり、熱気に包まれました。
第一部はDPI日本会議議長、三澤了さんの基調講演。障害当事者の40年に及ぶ闘いの歴史を振り返り、現在のバリアフリー状況は先人たちの運動の成果であると改めて感じることができました。

 
 
 
 
三澤さんが講演しています。
 
 
第2部は滋賀、大阪、京都の各地からの報告です。 滋賀は過疎地の交通問題。大阪はバリアフリーイベント「梅田おにごっこ」。京都はホーム柵問題。個別課題として格安航空会社と帝産バスの問題。以上5つの報告がありました。
壇上はスロープもなく、車いすは上がれないため、力自慢の方々がかつぎあげました。
 
 
ホーム柵の発表。JCILメンバーが報告しています。
 
「帝産問題に取り組むネットワーク」(仮称)からの報告
 
 JCILからはホーム柵と帝産問題を報告しました。
どの報告も、熱意の感じられる内容でした。

第3部はアクセス関西の役員や規約の承認、今後の活動方針などの討議が行われました。
第三部の討議の模様。役員の方が壇上です。
       
このネットワークの設立によって、各団体・地域の繋がりを作り、また強化し、障害者の交通問題がよりホットな課題として社会に認識されるよう、活動を活発にしていかなければならないと感じました。
 
 
 
 
 

2012年8月2日木曜日

大宮地区バリアフリー移動円滑化基本構想策定連絡会議に参加!

のっけから長いタイトルですみません。
京都市がバリアフリーの基本構想を作る上で、今年度の重点地区に指定された大宮地区の会議に参加してきました。場所は四条大宮のアークホテル。
午前中の会議には参加できず、午後の分科会からです。
私たちは正規のメンバーではなく、一般参加という形でした。
まず現地調査を行いました。
4班に分かれ大宮駅に2班、歩道に2班。
私たちは歩道班についていきました。

四条通を少し西に、壬生川通を調査しました。










交差点や踏切で止まって確認。
私たちの独自の調査でも問題点に上がっていた、歩道の電柱。












ものすごい暑さでした。職員さんにジュースもらいました
 
歩道は狭く、横の傾斜があるところが多かったです。
























公園入口。車止めの間隔が狭く、車いすは通行できず
車止めの横に車いす用(?)の通路があったが、大きな車いすは厳しい。













 途中、職員や参加者から意見を聞かれることもありましたが、
基本的には「部外者」の扱いでした。

調査を終えて、ホテルに戻って意見交換。
班ごとにワークショップが開かれ 、それなりに盛り上がってました。
私たちは傍聴席で聞くしかできず、一同ものすごい疎外感に包まれていました。
ワークショップが終わり、班ごとに発表。そのあとにまとめ役の大学教員のお話があり、
会議は終わりました。
意見書にも書きましたが、分科会の場に車いす使用者が一人もいないというのは、
かなり問題があります。
意見交換の場では車いす使用者のことについてかなり言及がありましたが、
当事者が参加しない会議が中身のあるものになるとは到底思えません。
次回は10月とのことです。
それまでには、発言の機会をもらえるようにしていきたいです。






2012年7月29日日曜日

帝産バスとの合同学習会

スタッフの脇阪です。
7月25日、草津市の草津市立サンサンホールにて、帝産湖南交通社との合同学習会を行いました。
3月19日の合同バス停調査を振り返り、双方の意見を出し合いました。
参加者はJCILメンバーのほか、DPIの山名さん、当事者の小舘さん、高槻の北口さん、
帝産バスから職員3名と乗務員2名。滋賀県バス協会、大津市、滋賀県の方も参加されました。
最初に山名さんから、車いす使用者のバス利用についてお話があり、
その後、映像を見ながら一つ一つのバス停について確認しました。
今後、乗降可能なバス停を増やしていくための前向きな議論もありました。

会場のサンサンホール。かなり古い建物でした。トイレに難あり















プロジェクターを使い説明。

















今後は行政の動きを注視し、乗務員研修に協力していくことになります。


2012年7月1日日曜日

大宮駅周辺のバリアフリー調査

スタッフの脇坂です。
久しぶりの更新になります。
6月29日、阪急大宮駅周辺のバリアフリー調査を行いました。
阪急大宮駅は、2012年度に京都市の重点整備地区に指定され、
今後周辺一キロ圏内のバリアフリー化が進められることになっています。
私たちは、その策定作業に参画すべく、独自の調査活動を行いました。
ここでは、その活動を簡単に報告させてもらいます。

大宮駅の南にあるロータリー。ここはバリアが多く、要改善です。      

2つともロータリーの通路。狭くて段差も多い


店舗の入り口も調査。ここスロープありですが、全体的にバリアが多かったです。 
大宮通。舗装も悪く、電柱が歩道の真中にある。
大宮通にある公衆トイレ。車いす未対応
京福電鉄四条大宮駅。車いすで乗車可能。車いすトイレもあり
四条通の横断歩道。ここのこう配は少しきつめ
不動産屋さん。段差きついっす

銀行。入り口狭い・・
コンビニ。ここにも段差が


約2時間の調査終了。「車いすにやさしくない街」参加メンバーからはこんな声が。
たしかに、店舗、歩道。改善すべき点はたくさんありました。どんどん意見言っていきます。





















2012年5月21日月曜日

京都市バスに乗りました

 今回は、JCILの山崎さんの報告です。
5月20日、午後2時ごろ、32系統のバスに乗りました。
西京極から川端二条まで。
ノンステップバスです。
 乗務員の対応はよく、スムーズに乗り降りできました。
今後もバスを積極的に利用していきたいですね。

2012年4月30日月曜日

宮川泰三のバス搭乗記


こんにちは、スタッフの脇坂です。
長期連載のバス搭乗記の3回目。今回は九条通りを西へ。
乗ったのは市バス・ノンステップバス。行きは、大石橋 ~ 洛陽工業高校前。
乗降車とも運転手の介助がありました。
乗車はスムーズに。降車はスロープから落ちそうになりましが、事なきを得て目的地に到着。



大石橋。運転手さんがスロープ出してます。
















固定はなしです。















洛陽工業高校前で降ります。

帰りも市バス。
ノンステップバスで西大路九条 ~ 大石橋まで乗りました。







車いすスペースが入口から奥の方にあり、乗客が多いときは乗降が難しい。




まだまだ続きます。

2012年4月16日月曜日

近畿運輸局へ行ってきました!

帝産バス問題の解決のために、近畿運輸局へ交渉しに行きました。
これで何度目でしょうか。。5回以上はいってると思います。
京阪天満橋駅から徒歩10分。地下鉄谷町四丁目からすぐ。    















 今回は、3月19日のバス停調査において帝産湖南交通が対応が不十分だったことを伝え、
4月11日に帝産が出した改善報告書の開示などを求めに行きました。
人事異動で担当者の多くが変わっており、彼らに私たちの主張を一から伝えていかなければなりません。闘いはまだまだ続きそうです。