2015年5月21日木曜日

アクセス関西 春の学集会 オリンピックパラリンピックのバリアフリー提言

5月16日にアクセス関西の学習会に行ってきました。
新長田駅そばの会館で行われた学習会には、なんと200名の参加がありました。
アクセス関西の動員力は凄い!



講師はDPIの事務局長をされている佐藤聡さん。
現在2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせてできる競技場や既存の施設、そこに至るまでの経路のバリアフリー化のために行っている活動について紹介してくれました。
私たちの今後の運動にとってもとてもためになる、有意義なお話でした。
























このオリパラの取り組みの始まりは、佐藤さんも良く行く甲子園球場でした。
07年のリニューアル工事にあわせて、阪神電鉄と交渉(当時はメインストリーム協会)し、車いす席は11ヶ所、31席に増設、外野は前の人が立っても見えるサイトラインを確保しました。

その後、訪れた米国で球場の設備が日本と段違いにすばらしいことが分かり、ショックを受けます。ヤンキーススタジアムは車いす席68ヶ所、200から300席があったとのことです。
佐藤さんは日本もこれを目指すべきだと思いを強くしました。

オリンピック開催を機にオリパラプロジェクトを立ち上げ、全国から集まったメンバーで代々木第一体育館、武道館などを調査して提言をまとめて交渉しました。
講演で紹介されていた国際パラリンピック委員会(IPC)のバリアフリー整備ガイドライン。
これが世界水準で、日本のガイドラインより進んだ内容で、佐藤さんはこれを基に具体的な提言をしてきたようです。
これは、日本のバリアフリー運動に大いに利用できます。ぜひ手に入れたいところです。

 佐藤さんは、これまでの運動は「○○反対」と云うのが主流だったが、これからの運動は具体的な提言を含めたものにしないといけないと話されました。
私たちも運動を進める中で、これは重要なことだと再確認しました。

学習会後半はグループに分かれて、関西のバリアフリーの課題を話し合いました。









































オリパラを機にこれまで以上に観光客が増加し、車いす使用者や視覚障害者などの移動性役者も多く関西を訪れることになります。
その中で、どのようなものを作っていくかということを短い時間ですが、意見交換できました。
JCILからも京都水族館について報告しました。
これからも地元京都で継続して活動を続けます。



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