2024年4月9日火曜日

京都市交通局市バス新採用研修(2024年4月2日)

4月2日京都市交通局で行われました。

この研修はJCILのメンバーが講師となり、京都市交通局市バス新採用の皆さんに特化した研修です。


昔の京都の障害当事者運動についての講義、京都市バスの問題点とバス停正着&法律について講義、障害者差別ついて講義がありました。




手動車いす実技では、初めて僕は手動車いすの基本的操作方法の実技を担当しました。

車いすの開き方、閉じ方、段差の超え方、狭い所での回転方法などをお伝えしました。

実際に体験した受講生から、車椅子がこんなにも怖いと思いませんでしたと手動車いすの実技が終了後すぐに僕に言っておられました。

コミュニケーションの実技では、講師と談笑してから、バス停クイズと障害のあるお客様がバス乗車時降車するバス停をお聞きの際は、介助者ではなく障害当事者に聞いて欲しいとお伝えしました。

電動車椅子でバス乗降の実技では、電動車椅子の仕組みや操作方法などお伝えした後、少し体験してもらいました。

バスの実車を使ってバス停停車時の注意点と固定の注意点を改めてお伝えしました。



グループディスカッションでは、実技では取り上げない所で、受講生の皆さんが気になる細かい事で質問がありました。

「感想」今回、僕はこの研修を通して一つ分かった事があります。

それは僕自身がバスの車種や仕様に詳しすぎるあまり、バス乗降の実技で当日使用する実車を見て咄嗟にアドリブが入っていたのだな?今回手動車いすの実技を担当して分かりました。

今回の受講生の皆さんは、物凄く前向きな方が多い印象でした。

これからも今回の研修を業務に生かして頂けば嬉しく思います。立石大翔

「交通サポートマネージャー研修(エコモ地下鉄研修)」レポート


3月27日・28日に京都市交通局で交通サポートマネージャー研修が行われました。

初めにこの研修については、JCILと交通エコロジー・モビリティ財団と他の障害者団体と一緒に行い障害者当事者が講師となり、良い接遇にするために講義と実技を交通事業者に行う研修です。



接遇・介助の必要性についての講義、高齢のお客様への対応と理解についての講義、聴覚障害について講義がありました。他にも精神障害についての講義、難病についての講義、視覚障害者の方についての講義、障害のある人の日常生活と移動、車いす・肢体不自由の方ついての講義、バリアフリー法とバリアフリーへの取り組状況についての講義。障害のある人の日常生活と移動ついての講義がありました。

電動車椅子の実技では、電動車椅子の仕組みとバス乗降時の注意点など、説明をしてから実際に体験をしてもらいました。

受講生の皆さんから改めて電動車椅子で急なスロープを体験して凄く怖かったようで停車時気を付けますという言葉がありました コミュニケーションと視覚障害の実技も行われました。





グループディスカッションでは、今回僕が入った班は、車椅子利用者のお客様への対応ついて、悩んでいる受講生の皆さんが多く、関連する質問が沢山ありました。





2日目は1日目の研修を受けた、受講生の皆さん自身の今までの事を反省しておられて それを踏まえて質問がありました。質問に対しどういう接遇がいいか受講生の皆さんと一緒に考えていました

この研修の最後のディスカッションでは、 少しこの研修を受けた受講生の皆さんの感想を聞いてから、過去に交通事業者向けのアンケートで対応が難しかった事例について受講生の皆さんと一緒に今すぐできる事と継続してできる事の2択に分けて考えました。今まで僕が入った班の中で一番事例が難しく、僕自身も悩みました。

「感想」今回は電動車椅子のバス乗降を担当しましたが、別の研修の時に僕の情が入り、ちょっとミスをしたので、それを肝に銘じて自分自身やり方を見直して行いました。

グループディスカッションでは質問に対し答えるのに少し戸惑いとミスはあったようですが、僕自身は上手く行ったと思っています。立石大翔