2015年2月5日木曜日

京都市バス 乗務員研修

2月3日、京都市バスの乗務員対象の研修を行いました。
昨年は職員が受講しましたが、今回は実際にバスで接遇をする新規採用の乗務員が対象です。
34名と数が多いため、2班に分けて講義と実習を受けてもらいました。

内容は昨年とほぼ同様で、座学では障害者による交通アクセスへの取り組みの歴史と京都市バスの問題点、車いすの形状の紹介、リフトバス導入運動と障害者のバス利用に関するビデオの鑑賞
をしました。

実習では手動車いす、電動車いすで介助する側されるの体験。実際にバス乗降する、という三つのグループに分かれて、それぞれ20分ずつ体験してもらいました。
 区役所の玄関にノンステップバスうつけて実習です。
バックで降りるグループもあり、なかなか苦労していました。
少しの傾斜でも難しく、怖いということが少しでもわかってもらえればと思います。













手動車いすの実習では、段差を超えてもらいました。実際にバスで使う渡し板を使い、ニーリングの大事さを知ってもらいます。
電動車いすの実習では操作のほかにコミュニケーションの必要性を伝えました。
言語障害がある障害者に対しても、ちゃんと本人に話を聞くことが大事であることが分かってもらえたらと思います。


実習の後は、意見交換会を行いました。
感想や疑問点など短い時間ではありましたが、多くの発言がありました。

時間は3時間を超え、中身の濃い研修になったのではないかと思います。
車いす使用者の視点を少しでも意識して今後の接遇に活かしてもらえることを期待します。



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